ジャニーズJr.を応援するということ
便乗のようになってしまい申し訳ない。
――――最近、Jr.担に関して考えることが増えた。妹ともにJr.に関して語る日が増えた。そこで、日々、妹に漏らしている言葉がある。
「私、堕ちないようにリミットかけているんだと思う。」
スト担と宣言した妹。日々、この類の話はしているものの、このように文字で突きつけられるとくるものがあった。未だ、Jr.を応援する踏ん切りのつかない、意気地なしな私。
わかっている。何も考えずに、「絶対裏切らないから」「どこまでもついてきな」そう力強く叫んでくれている、彼らを応援できればどんなに幸せか。
でも、私はやっぱりまだ宣言できないでいる―――――
このタイミングに、SixTONESがデビューする前の今の私を記録させてほしい。
私は意図的にJr.を、そして未成年を応援することを避けてきた。
もともとごく出ろくーん大好きな亀梨担だ。私の親しい友人が森本龍太郎の件で泣いているのも見てきた。NYCに戦々恐々とした日々を過ごしていたJUMP担も知っている。同時に私はエイターでもある。内君の件はオンタイムでは見てきていないけど…ジャニーズWESTのデビュー時のあのドラマも忘れられない、、、
目まぐるしく変わるグループ編成と入れ替わるメンバー。デビュー組を応援していたとしても、たくさん傷ついてきたし、傷ついた友人も見てきた。
Jr.ならなおさらだ。ニュースにもならず、ひっそりと気づいたら名前が消えてる――――――グループが消滅している。そんな吊り橋をわたるような経験、これ以上したくない。
私の決定的な弱点は、残った側の人間を応援してきたことにあると思う。
何度も引き合いに出して申し訳ないが、妹は仁、山Pを応援してきた人間だ。仁のDNAを受け継ぐ人に魅かれる傾向にある。それに対し、私は亀であり現在は健人だ。私の堕ちる人は、絶対に何も言わないで姿を消さないだろう、と信じられるような、そんな絶対的アイドルで、ジャニーズの模範生のような人が大好きだ。
そんな安心感の中で、一度も“自担”を失う経験をしたことのない私は、とんでもない臆病者になってしまった。
掛け持ちって楽しいけど、一種の逃げでもあるよね
— ぼたん (@esznstjk) 2017年4月30日
脱退解散などを経験して行く上で、自分が少しでも傷がつかないように保険かけてる。
わかってるよ、、ただの一途になるのが怖い弱虫なんだ。
私が本当の意味でJr.を意識したのは、つい最近の事だ。
もともとバカレア、お兄ちゃんガチャといった“ジャニーズ枠”のドラマはすべて見てきたし、多分「一般のデビュー組のジャニヲタよりはJr.の事も知っている」程度だった。
その後、2016年に入ってからセクゾにハマって以降毎週録画し、ジャニーズJr.経験値を上げていた頃…
2016/8/13、風 are you?に行った際、風磨の世界に圧倒されながらも、終わった時に口を飛び出した言葉は「北斗のダンスから目が離せなかった」だった。あんなに可愛かった樹ちゃんがとてつもないイケメンに成長していた。天使のようだった慎太郎は、今は面影がなくとても頼もしくなってた。高地君は相変わらずかわいかった。
そのあとは、以前よりも熱心に少クラを見るようになった気がする。
とりあえず、バカレアとBadBoysJを再度見直した。
彼らの出ていた作品たち、ほとんどどれもオンタイムで見ていたのに、ガムシャラをまだ見ていない自分を悔いた。
私の初めてのJr.現場はつい最近のジャニーズJr.祭りだった。
Jr.メインの現場は足を踏み入れたことがなく、デビュー組の現場しか行ったことのない私には衝撃だった。キラキラと今を輝こうと生きるJr.の影にある、恐ろしい応援する側の世界を見た。観客全員がおんなじ対象を見て、最後は手を繋いで終わるような、エイトのような現場に慣れすぎてしまっていた。知らなかった…思ったよりも、こちら側もとてつもなく必死で、戦いで。実績がすべてで。残酷なまでに目に見えて格差が見える世界。格差を作り出さないと勝ち抜けない世界。
これがJr.を応援するってことなんだ
その後、さいたまスーパーアリーナでのジャニーズJr.祭りの追加公演に行ってきた。最初の衝撃よりは心構えもでき、ちゃんとパフォーマンスを楽しむことができた気がする。その一週間後、ジャニーズ大運動会2017に足を運び…
二週間連続で目にし、1・2・3・4・5・SixTONESと誇らしげにグループ名を観衆に知らしめる彼ら。
デビューを確信した瞬間だった―――――
いまさらすぎること言うけど、
SixTONESって奇跡のようなグループで、ジャニーさんに選ばれたという形じゃなく結成されただけでなく、ドラマのような人生と大きすぎる肩の荷を背負ったメンバーばかりがそろっているの。涙なしには語れない苦労人の塊なの。
パフォーマンスももちろんのこと、デビューしたら映画一本撮れるよってくらいのドラマチックなメンバーぞろいのグループなんて、アイドルとしてはもってこいじゃん。メディアの良いカモじゃん。デビューしか道は残されていないよね。
分かってるよ。日々、上のようなことを考えては、でも・・・と一歩を踏み出せないでいる。
そんな私は自己肯定するために、SixTONESデビュー待機ガチ勢組としてSixTONESをこの先も全力で応援させてほしい。
ごめんなさい。こんな臆病な私で。
デビューの日に、私はスト担を名乗ります。